多くの料理に欠かせないネギの話
ネギは子供の頃から大好きな野菜。自分は盛岡の生まれなので子供の頃は冬には岩山の
スキー場でよく遊んでいました。食堂でうどんを食べるのですがネギが取り放題。もう
山に盛って食べていました。何の料理にもネギは欠かせません。それは今も同じです。
ネギがないとダメな料理が山ほどあります。豚肉にもネギ、チャーハンにもネギでネギ
は本当に自分にとっては欠かせない野菜。そして千葉はネギの生産量が一番なのです。
特に九十九里地域ではネギの生産は盛ん。長生ネギもそうでしょうし、山武市の「
海っこネギ」もそうでしょう。海っこネギでは10倍に希釈した海水をかけて、ネギの
成長を促し、味も良くするんだそうです。これ、知ってました?2002年の台風21号の
際に九十九里は塩害(海水が強風で陸地に吹き寄せられることで起きる被害)で
木樹も野菜もかなりの被害を受けましたが、何故かネギだけは枯れず、それに味も良か
ったことからネギの海水をかけて育てる育成法が採用されたのだそうです。
ネギは中国西部・中央アジアが原産と言われていて、特に東アジアで食べられている野
菜のようです。そういえば欧州でもアメリカでも見たことがないですね。ネギの区分と
しては東日本では単に「ネギ」と言うと、成長とともに土を盛上げて陽に当てないよう
にして作った風味が強く太い根深ネギ(長葱・白ネギ)を差しおり、他は「ワケギ」
「アサツキ」「万能ネギ」「九条ネギ」などの固有名で呼んで区別をそうです。西日本
では陽に当てて作った細い葉ネギを「青ネギ」と言い、根深ネギは「白ネギ」、「ネブ
カ」などと呼ぶ場合もあるようです。そういえば青ネギと言う呼び方を自分はこちらで
はあまり聞きません。ネギは食用とすることで身体に良いとされている野菜。白い部分
には、ビタミンCと共に抗菌・抗カビ作用がある硫化アリル・発汗作用などで体を温め
る効果があるアリシンが多く含まれていることから「風邪に良い」とされています。
確かに発汗作用はあるように思います。
ネットで育成からお店の店頭に並ぶまでの過程を調べてみましたが、現状特に問題に
なるような事柄は見当たりません。ネギは本当に自分にとって欠くことの出来ない大事
な野菜。今年は自分でも作ってみようかと思っています。