身体に良い食べ物なんてないかもしれないと言うこと
これと同じこと言う方もいらっしゃいますが、この話は自分は本当のことなんだろうと
思っています。確かに〇〇〇に効果のある食べ物と言うのはあるかも知れません。この
ことを厳密に言うと〇〇〇と言う成分は〇〇〇を直す効果はあるということのように思
います。あるいは、その成分が例えばその野菜に多く含まれるとか。こんな風に考えて
いくとすぐに、この野菜だけを多量に食べれば健康になると言うのは完全な間違いだと
いうこと気付きます。また、その野菜が健康な状態で生育されたのかも明確に分かりま
せんし、農薬がどれだけかけられたのかさえ、わかりません。第一、農家の方が自分た
ちで食べる物と出荷のものを分けて育成していると言う事実はご承知のことと思いま
す。今はそういった効率とは別で美味しい野菜を作っている農家の方もいらっしゃいま
す。本当はそういう育成の仕方がはっきり分かる野菜を食べればいいのですが、そうな
るとお金がいくらあっても足りません。そう、健康になるだろう野菜を食べると言うの
はお金がかかると言うのが普通になってしまいます。悲しいですがそういうことです。
もっと突っ込んで言えば欧米の食事が身体に良いのか、と言う点に関しては非常に疑問
視される部分が多々あります。詳細は今回は言いませんが、それは言わなくても分かる
と思います。この部分は特に日本で生まれ、日本で育成された野菜、あるいは海で取れ
た海産物を取ってきた日本人にとっては当たり前のように思えます。つまり、身体の作
りが地の食べ物に慣れているのです。そういうことです。食文化の違いで日本人の腸が
長いと言うのも耳にしたことがあると思います。そういうことです。
自分は肉が大好きですが牛肉はあまり好きじゃないです。焼肉は大好きですが、普通の
料理の牛の獣臭さと言うか、独特の風味がどうしても好きになれません。従って、普段
は自分では牛肉食べません。こんな風に考えていくと自分の好きなものを適量、色んな
ものと一緒に食べると言うのが非常に大事に思えてきます。それと旬の食べ物が良いで
すね。旬の食べ物は本当に美味しい。そして、この美味しさは必ずや身体に良いように
反映されると思っています。そして出来るだけ健康な身体の状態で地の物を種類を多く
食べるようにするというのが大事だと思えてきます。こんな風に考えていけば、スーパ
ーで見栄えの良い野菜を買うより、農家の方が道端で露店で出している野菜の方が身体
には良いように思えますし、もっと突っ込んで言えば、自分で育てることが出来る野菜
は自分で作るのが良いように思えてきました。
健康でいたいのは歳を取ってから寝込んだりしたくないため。薬漬けにならずに病院に
も通わないで生活をしたいがためです。人にとってお金を得るのは大事なことです。で
もそのために身体に悪くない野菜を育てることすら出来ないというのも大変おかしな話
です。長生きしたいとは決して思いませんが、ぽっくり自然に亡くなりたいと思うのが
最近の望みです。これってかなり難しいことのように思えてきました。食べることが
本当に大好きな自分。そういう意味では意識をして色々工夫したいと思います。こうい
うことは手間がかかりますが、楽しんでやっていきます。
ポストハーベスト農薬の害について
今回は野菜等の直接のお話ではなく、輸入時に使われるポストハーベスト農薬の話で
す。ポストは過去とか言う意味ですし、ハーベストは収穫。そう収穫後に使われる農薬
のことです。もちろん、農薬は国内でも生産性等を高めるために使われていますが、ポ
ストハーベスト農薬はそれらと違い、直接作物に噴霧されたりするものです。使用対象
は、ほぼ輸入した安い作物には全部と言っても過言ではない感じです。柑橘類、バナ
ナ、小麦、米等々。農薬の目的は防カビ、殺虫、殺菌等々。しかもその濃度が高いと
来ています。それと驚くことに厚生労働省では農薬扱いではなく、食品添加物扱いに
なっているそうです。んー、詳細が良く分かりませんね。農薬扱いだと国内での扱いが
厳しいからでしょうか。まあ、これをかけた輸入レモンが数ヶ月間腐らないとか、普通
にあるそうです。これは非常に恐いです。身体に取り込む物が腐らない。毛嫌いではな
く、どう考えても身体に良い訳がない。
自分は何度も同じこと言いますが、60歳も過ぎていますし、子供の頃にも発がん性物質
の含まれた食品を食べていますので、今更良いのですが、若い方やお子様には、こんな
農薬、はっきり言って毒ですが、そういうのは身体に取り込んでほしくない。そういう
意味では直接の食べ物でなくてもジュースや加工食品は全部になります。これは本当に
大変な対応をしなかればと言うことになりますが、どう考えても人間の健康の事より
も食物生産効率や値段、運搬等々が優先されているので現状ではどうしようもありませ
ん。そういう意味からも輸入した果物を皮ごと食べるなんてのは絶対にしてはいけない
と思います。しかし、食の安全がこんなにも軽んじられてることを本当に嘆きます。
いったい何なんでしょうね。今回は取り合えず、触りとしてポストハーベスト農薬を
少しだけ取り上げましたが、皆さんも過剰に反応することもないですが、是非留意して
欲しい内容です。結局、自分を守るのは自分しかないんです。
野菜じゃないですが、お米のお話ですPart2
前回は何故精米をするのか、と言うお話までしました。そして部づき米の話もです。
精米の時に取り除く胚と糠についてですが、ここに農薬等が溜まるということで栄養を
しっかり取るつもりがしっかり農薬等、身体に悪い物を取り込んでもいけないので、注
意をしないといけません。玄米にはどうしても残留農薬があるそうですが、それが
比較的少ないのが「有機JAS認定」。これが付いていれば農薬は少ないことになりま
す。実際、無農薬と言いながら農薬を使っている農家もないわけではないようなので
こういった公的なマークを信用するのが良いようです。
さて、こういったマークの付いた玄米でも残留農薬があるので、それを取り除くのが
「浸水」そうです、炊く前にお水に漬けて、それで農薬を完全ではないにしても取り除
くという方法です。これが一般的のようです。玄米を研いで両手で擦るようにして米粒
に傷を付け、水を吸収しやすいようにして35℃～40℃のぬるま湯に4時間から6時間
浸水させる。この時も出来るだけ空気に触れないように蓋のある容器内で浸水させるの
が良いようです。後はこの水を捨てて新規に水を計量して炊飯する。この手順ですね。
確かに手間は増えているし、面倒と言えば面倒かもですが、現代、逆に楽で手軽なこと
が多過ぎです。本気で美味しい物、健康に良い物をと思ったら、努力をしないといけま
せん。
さて、次は発芽米です。玄米ですから水に漬けておくと発芽しますよね。これが本当に
身体に良いそうです。完全食と書いてある場合もあります。含まれる成分で言うと
全部白米との比較になりますが、GABA約１０倍、食物繊維約６倍、カルシウム約２
倍、マグネシウム約３倍、鉄約１.８倍、カリウム約２.２倍、ビタミンB1・E約４倍、
GABAとはγアミノ酪酸（ガンマあみのさくさん）のことで抗ストレス作用があるそうで
す。こうなってくると諸手を挙げて玄米や発芽米を食べれば良いじゃない、ということ
にもなりそうですが、デメリットもあって玄米はどうしても白米と比較すると消化が
悪いそうです。そして玄米には発芽抑制因子である「アブシジン酸」が含まれており、
この成分は低体温や体内酵素の働き鈍化や免疫力の低下を引き起こし、ガンやアレルギ
ーに繋がる危険性があるそうです。逆に言うと発芽させてしまえば、この成分は消えま
すよね。そして玄米や発芽米を食べている方には健康で体調の良い方が多いと言う事
実。このことからすれば上手に発芽米等をどうしても食べたくなります。近年では
発芽米を炊くための専用の炊飯器もあるとのこと。色々工夫して楽しみながら、健康に
良いお米を食べていきたいものです。
野菜じゃないですが、お米のお話です
今回はまたもや野菜ではないのですが、大事な大事なお米のお話です。先日、実家に
帰って食事をしたのですが、お米の美味しいこと。まあ、それなりに値段の高めのお米
を使っていると言っていましたが、自分の今食べているお米を全然違う。んー、参っち
ゃいますねぇ。子供の頃からお米はそれなりに美味しいコメを食べてきているので
味は充分分かります。正直、本当に美味しいお米はおかずがなくても美味しい。これで
塩おにぎりとか食べたら、堪りません。多分１つには使っている水の違いがあるように
も思いました。実家の方は水道でもお水が美味しいので。千葉は利根川の水ですから
どうしようもないです。高度濾過はしていますが、それで味が大幅に変わるわけでもな
いので。
お米に関してはまずは古いお米は新米よりまずいのは皆さんもご承知の通り。それはあ
る意味仕方のないこと。突っ込んで言えば農家の方が自分たちで食べるお米と売りに出
す米の干し方が違っているのをご承知でしょうか。知ってる方も多いと思いますが、農
家の方が自分で食べる米は天日干し。販売用はバーナーで強制的にです。量の問題もあ
るでしょうからこれも仕方がないですが、当然天日干しの方が変質もせず、美味しいで
す。自分たちが子供の頃は稲を天日干しするために稲をかける場所を農家の方が作って
いました。
加えて今は農薬を使わない稲作も実際に行われています。もちろん、農薬を使わないこ
とでお米への薬の蓄積がないことも当然ですが、撒いたものは基本河川に流れ、そして
海まで流れていってしまうのです。そう食物連鎖で言えば濃度が濃くなって大型魚まで
蓄積されることになります。色んな調査からも農薬等が河川の下流まで流れていってい
るのは事実なのです。絶対に農薬等が駄目だとか言うつもりもないですが、これは本当
に恐い。自分で自分の首を絞めているようなものです。自分の希望は身体に良い天然の
元気のある作物が食べたいということです。今となっては、これは非常に贅沢なお話に
なってきています。
雑談で色々書きましたが、ここで１つだけ話題としてあげておきたいことがあります。
それは何故精米するのかということです。銀シャリと言うことがある通り、白いお米は
本当に美味しいです。でもですよ、精米の際に削り取られる「胚芽」「ぬか」の部分は
栄養が高く、身体にも良いとされているのに、何故落としてしまうのか。これはどうも
味が一番関係しているようです。はっきり言って味が良くない。これが精米をする一番
の理由のようです。それと玄米の場合は炊き方に工夫が必要だとか。自分もまだやった
ことがないですが、炊飯器には玄米の目盛も付いてました。それと精米も完全に白米に
するのではなく、「ぶづき米」というのがあるんだそうです。これも自分は知りません
でした。簡単に言えば白米にする前に精米をある程度でやめる方法なんだそうです。
これでかなり味にも変化があるということです。やはり、お米の話は奥が本当に深い。
後で述べますが「発芽米」とか自分で都度精米をすることもしているも美味しく食べる
方法なのだそうです。この辺はまた続けてお話したいと思います。今回は取り合えず
ここまでで。
野菜じゃないですが、小麦の話です
かなり大事な小麦の話です。どうも日本のパンは良くないとか言われているので可能な
限り食べないようにはしていますが、正直何が身体に良くないのかはっきり把握してい
ません。そんな風に言うと小麦で出来てる食品は多いですよね。好きなうどんだってそ
う。そういう訳で色々調べてみます。日本は小麦の全消費量の85%を輸入に頼り、しか
もその6割はアメリカ産が占めています。そして、アメリカで収穫されている小麦は、
20世紀後半に行われた遺伝子研究によって品種改良されたもので、昔の天然の小麦と
は明らかに違うのだそうです。ここの非常に気になりますよね。品種改良は病気に対し
て耐性を付けるとかもあるでしょうが、何と言っても収穫量でしょう。悪く言えば儲け
るためにと言っても過言ではないでしょう。
米国の医師ウィリアム・デイビス氏は、「現在の小麦が本物の小麦なら、チンパンジー
は人間だと言うようなもの」だと指摘し、この品種改良された小麦が糖尿病、そして心
臓疾患の原因になっており、患者2000人に独自の「小麦抜き」の食生活を実践してもら
ったところ、病気や疾患が見事なまでに回復する結果になったと同医師は述べていま
す。調査の結果なので、そんなこともあるのでしょう。グルテンも身体に良くないと
言う話もありますが、医学的にはまだはっきりしていない感じですね。でも、小麦粉
アレルギーは確実にあるので、そこは要注意です。確かに海外ではグルテンフリーと
称する商品が売っているのはアレルギー対策と言うことになりますね。
加えて米国等では小麦は人工的な硝酸塩肥料や有害生物防除なしでは育だちませんし、
日本が輸入している小麦はカビが生えないように防腐剤等が多量に噴霧されている場合
が多いと言われています。確かに小麦は安く日本に入ってきているので文句が言いにく
い部分もありますが、健康にあまり良くないのは明白でしょう。そう考えると余り
小麦は食べたくなくなりますよね。自分はラーメンが前ほど食べないので良いですが
パンとうどんでは困ることになります。でも、まあ我慢してみましょう。今回は取り合
えず。
多くの料理に欠かせないネギの話
ネギは子供の頃から大好きな野菜。自分は盛岡の生まれなので子供の頃は冬には岩山の
スキー場でよく遊んでいました。食堂でうどんを食べるのですがネギが取り放題。もう
山に盛って食べていました。何の料理にもネギは欠かせません。それは今も同じです。
ネギがないとダメな料理が山ほどあります。豚肉にもネギ、チャーハンにもネギでネギ
は本当に自分にとっては欠かせない野菜。そして千葉はネギの生産量が一番なのです。
特に九十九里地域ではネギの生産は盛ん。長生ネギもそうでしょうし、山武市の「
海っこネギ」もそうでしょう。海っこネギでは10倍に希釈した海水をかけて、ネギの
成長を促し、味も良くするんだそうです。これ、知ってました？2002年の台風21号の
際に九十九里は塩害（海水が強風で陸地に吹き寄せられることで起きる被害）で
木樹も野菜もかなりの被害を受けましたが、何故かネギだけは枯れず、それに味も良か
ったことからネギの海水をかけて育てる育成法が採用されたのだそうです。
ネギは中国西部・中央アジアが原産と言われていて、特に東アジアで食べられている野
菜のようです。そういえば欧州でもアメリカでも見たことがないですね。ネギの区分と
しては東日本では単に「ネギ」と言うと、成長とともに土を盛上げて陽に当てないよう
にして作った風味が強く太い根深ネギ（長葱・白ネギ）を差しおり、他は「ワケギ」
「アサツキ」「万能ネギ」「九条ネギ」などの固有名で呼んで区別をそうです。西日本
では陽に当てて作った細い葉ネギを「青ネギ」と言い、根深ネギは「白ネギ」、「ネブ
カ」などと呼ぶ場合もあるようです。そういえば青ネギと言う呼び方を自分はこちらで
はあまり聞きません。ネギは食用とすることで身体に良いとされている野菜。白い部分
には、ビタミンCと共に抗菌・抗カビ作用がある硫化アリル・発汗作用などで体を温め
る効果があるアリシンが多く含まれていることから「風邪に良い」とされています。
確かに発汗作用はあるように思います。
ネットで育成からお店の店頭に並ぶまでの過程を調べてみましたが、現状特に問題に
なるような事柄は見当たりません。ネギは本当に自分にとって欠くことの出来ない大事
な野菜。今年は自分でも作ってみようかと思っています。
雑談・今は閉店になった蓼科の「マンジャタント（manjatanto）」の野菜は美味しかった
もう10年以上も前に茅野市にあるイタリアン、マンジャタントと言うお店が大好きで
イタリアンとしてもかなり美味しいお店だったのですが、そこは材料が良くて特に野菜
は元気いっぱいと言いますか、元気な野菜が出てきて本当に大好きなお店でした。料理
の腕からすれば銀座でやっていけるような腕前のシェフがいたんだろうと思っていま
す。もう、オヤジの年齢ですから昔を恋しがるのも仕方ないと思いますが、ここはかな
りのお気に入りのお店でしたね。色んな事情があって途中でシェフが変わったりとかで
評判にも変化が出てしまったお店でしたが。ここの野菜で野菜の料理の際の重要さと
言いますか、大切さを知らされたように思っています。昔のマンジャタントは本当に
美味しかった。私がもう60歳超えていますから、ひょっとすると、その時のシェフは
亡くなっているかも知れません。そうそう、ここは石窯でピザを焼いてましたね。
だからピザも美味しかったのでしょう。
気の持ちようとも言いますが、元気な野菜を食べると自分も必ず元気が出る気がしてま
したね。そして野菜を食べて感動すると言うことも今は機会が余りなくなっています。
それほど今は良い野菜を手に入れることが難しいんだと思ってます。当時は夕食で、
マンジャタントを利用するのが普通でしたが、良いお客様もいたんです。どう見ても
70歳は超えていそうな品の良いお爺さんが会計の際に店員さん等に「今日もとても
美味しかった」と言うようなお礼を言っていたんですよね。美味しい物を食べて幸せそ
うな笑顔でした。最初はお年寄りでイタリアンなんてお腹大丈夫なんだろうか、とも少
し思ったりもしましたが、あんな笑顔を見たら自分が好きで、こんな笑顔になる料理な
ら歳がいってもなんでも良いんだな、とその時強く思いました。そんなイタリアンだっ
たのです。それで自分も意識が変わった気がしてます。ここの場所は今でもイタリアン
のお店をやっていて店名も「スイッチバック蓼科」とか、そんな新しいお店になってい
ます。評判は良いようです。今回はこんな雑談でした。
